海外投資家「日本株イラネ」で6兆円売り越しも日銀の「日本株買い」で異様な相場に

東証2
海外勢の日本株離れ加速 1~9月、売越額最大の6兆円 日銀は買い加速

日本株に投資する海外投資家の姿勢が厳しくなってきた。2016年1~9月は約6兆円を売り越し、ブラックマンデー暴落があった1987年を抜き最大となる可能性がある。円高や景気減速による業績悪化への懸念や、アベノミクスへの期待がはげ落ちていることが背景にある。

東京証券取引所によれば海外勢は1月から9月第3週(20~23日)までに累計で5兆9982億円を売り越した。1~9月としては統計を遡れる1982年以来最大の規模になりそうだ。これまで最多だったのは87年1~9月(4兆1千億円)。同年10月にはブラックマンデーが起き年間の売越額は7兆円を超えた。

海外勢が弱気になったのは、企業業績への不安があるためだ。昨年末は1ドル=120円台だった円相場は1ドル=100円台まで上昇。日銀の金融緩和策の総括検証を経ても円高懸念がくすぶり、輸出関連企業には業績下方修正の懸念がある。日本株ファンドを運用するNWQインベストメント・マネジメント・カンパニーのピーター・ボードマン・ポートフォリオマネジャーは「円高が進む過程で輸出株を中心に売却した」と話す。米大手機関投資家キャピタル・グループは川崎重工業株の保有比率を4%強と3ポイント下げた。(中略)

アベノミクス相場が始まった12年秋から日経平均株価が2万円を超えた15年夏までに海外勢は累計20兆円を買い越した。その後は売りが優勢で、4割程度を吐き出したことになる。

海外勢の売り圧力の強さとは裏腹に日経平均は1万6000円台後半で推移する。相場が底堅いのは、日銀が上場投資信託(ETF)の買いを通じて支えているからだとの見方が多い。日銀は7月末、追加の金融緩和策としてETFの買い入れ額を年6兆円に倍増した。7~9月の買い入れ額は1兆4200億円強に達し、四半期では過去最高となった。4~6月期に比べて43%増えており、8月以降勢いを増した海外勢の売りを日銀が吸収している構図になる。

国内外の投資家には、企業の実力や景気動向を映す株価形成への影響を懸念する声がある。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「いびつな需給構造となり、投資家の売買機会が減っている」と指摘している。(以下略)

ソース
https://goo.gl/5OOlu4

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出典:株ログNEWS
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